御蔵島基本情報

御蔵島の場所

御蔵島全景 東京から南へ200km、三宅島の南18kmに位置しています。
緯度は33度53分、紀伊半島にある熊野市と同じくらいです。(御蔵島ってどこ?Google MAP)

黒潮の恩恵と、豊かな森の恵みを受けて、人とイルカ、自然が共存する島です。

東海汽船「橘丸」で東京竹芝ターミナルを出航して御蔵島に到着するまでは、片道おおよそ7時間30分ほどの船旅となります。

御蔵島の人口・島の暮らしと特色

御蔵島村の風景

人口は300人程度と少なく、御蔵島港から徒歩10分程度の里周辺で生活しています。
商店は西川商店さん、丸一商店さんの2軒と農漁協の購買が1軒あるのみ、お食事処は美美庵(みんみんあん)さん、やまやさん、軽食・ジェラート・お土産のふくまる商店さん。
銀行はなく、御蔵島郵便局のATMでゆうちょ銀行のみ使用でき、クレジットカード、電子マネーはふくまる商店さんのみで使用可能です。

御蔵島内には信号がなく、坂道が多い都道・村道での自転車は禁止。
自然いっぱいの御蔵島は、伊豆七島の中で2番目に標高が高い御山(851m)、日本一大きなスダジイの巨樹(南郷のオオジイ)、高価な御蔵産の柘植(つげ)、世界的な営巣地になっている天然記念物のオオミズナギドリ、ミクラミヤマクワガタをはじめとする固有種、ニオイエビネランなども有名です。

御蔵島へのアクセス

東海汽船フェリー橘丸からの夜景

一般的には竹芝ターミナルより毎日就航している東海汽船大型客船フェリー「橘丸」を利用します。
その他に新中央航空、ANA、東邦航空(東京愛らんどシャトル)にて伊豆諸島経由も可能です。

竹芝ターミナルから三宅島 – 御蔵島 – 八丈島の3島を1日1往復します(夏期上り便は大島にも寄港)。

運航ダイヤ
《下り》22:30東京・竹芝ターミナル発→三宅島→翌日05:55御蔵島着→八丈島
《上り》八丈島→12:35御蔵島発→三宅島→19:40東京・竹芝ターミナル着(※夏期は大島経由20:30)

御蔵島のシーズナリティー

御蔵島タリボウカーブから三宅島を望む

御蔵島のドルフィンスイムシーズンは、3/15~11/15までの期間となります。

気温や水温、透明度などのコンディションは、天気図や黒潮の流れ、台風など様々な条件に影響を受けます。
基本的にウェットスーツ着用となりますが、夏季シーズンは熱中症、その他のシーズンは防寒をしっかり準備しておきましょう。

1年を通じて降雨量の多い御蔵島は、熱帯地方のように突然スコールのような雨が降ったりします。風で飛ばされないカッパやヤッケなどは常備。必須アイテムです!

2019年
最高気温(℃)水温(℃)
3月
14-2220
4月
11-2521
5月
18-3122-24
6月
17-3124-25
7月
21-3427-28
8月
27-3527-28
9月
25-3427-28
10月
17-3125-27
11月
17-2425

ミナミハンドウイルカ

ミナミハンドウイルカの腹部斑点 御蔵島に生息するイルカは、「ミナミハンドウイルカ」という種類で、マイルカ科ハンドウイルカ属します。
海を回遊するハンドウイルカとは違い、御蔵島沿岸に10から20頭程度の群を成し1年中棲息しています。御蔵島では個体識別されたイルカが約120頭ほど棲息しています。
日本では小笠原諸島や利島(伊豆諸島)、能登半島の七尾湾(石川県)などにも棲息し、一緒に泳ぐことができます。
成長すると腹部に斑点が現れるのがハンドウイルカとの違いになります。ドルフィンスイム中、体長2-3mでお腹にゴマ模様がある個体は成熟したイルカになります。
お腹が真っ白で小さ目のイルカに比べて、ドッシリ動きも落ち着いていてオトナの風格も?そしてお肌も、、、(笑)